生活習慣病は国民病

現代の日本では、仕事や育児などが忙しく、インスタント食品、冷凍食品、肉類などで食生活をおくり、栄養が偏りがちな人は多いです。そういった食生活の乱れと、運動不足、肥満などがあわさり、生活習慣病になってしまう人が多くなっています。国民病と呼ばれている生活習慣病には、糖尿病、大腸がん、高血圧などがあります。初期段階では自覚症状が少ないため、定期的に健康診断や血液検査を受ける必要があります。

現代社会では、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病に20代から30代の若い人たちもかかることが増えてきており、低年齢化を問題視する声があがっています。過度なストレスや疲労を溜めず、朝型の規則正しい生活を心掛ける必要があるでしょう。生活習慣病は血液検査や尿検査、血圧測定などで発見されることが多いため、定期的な検査がとても重要です。早期に発見ができると、生活の改善や内服薬での治療で済みます。肥満気味の人は、低カロリーで栄養バランスの良い食事を心掛け、適正体重にする努力も必要です。

生活習慣病は、治療をせずに放置をしておくと血管にダメージを与えてしまい、心筋梗塞や脳血管障害、腎臓病、眼病などの原因になってしまいます。早い段階で治療を始めることで、体に負担の少ない治療が受けられます。激しい運動は厳禁ですが、ウォーキングやヨガ、ピラティスなどの有酸素運動や軽いストレッチなどを続けると良いでしょう。日頃から信頼できる医療機関を探しておき、体調が優れない時は早めに受診することも大切です。